第2章 変額保険の仕組み2
変額保険の仕組みについて
変額保険の仕組みの続きです
3.保険料のしくみ
重要度 中
変額保険の保険料は定額保険と同様に定額であり、予定死亡率、予定利率、予定事業費率の3つの予定率を基礎として計算されています。
また、保険料の一部は一般勘定で管理されます。
一般勘定で管理される保険料
変額保険の保険料のうち、特別勘定で運用されるのは、将来の保険金支払いのために必要な部分(純保険料の中の貯蓄部分)です。
付加保険料のように経費として使用される部分などは一般勘定で管理されます。
また、定期保険特約および災害・疾病関係特約などを付加する場合の特約保険料は、一般勘定で管理されます。
4.保険金変動のしくみ
重要度 中
死亡・高度障害保険金額は、契約ごとの毎月末時点で計算した積立金と、基本保険金額に基づく責任準備金との差額(超過資産)によって計算されます。(翌月1日に反映)
満期保険金額は、保険期間満了の日(満期日)における積立金額を満期保険金として支払います。
また、死亡・高度障害保険金額は基本保険金額が最低保証されていますが、満期保険金・解約払戻金は最低保証されていないことも押さえておきたいポイントです。
死亡・高度障害保険金額の計算式
死亡・高度障害保険金額 = 基本保険金額+支払事由発生日の属する月の変動保険金額。
特約による保険金・給付金
定期保険特約および災害・疾病関係特約などに基づく保険金や給付金は一定であり、変動しません。
最低保証
変額保険は、本来の生命保険としての死亡保障機能を確保するために、死亡・高度障害保険金については基本保険金額を保証していますが、満期保険金・解約払戻金については、一般に特別勘定資産の運用実績によってマイナスとなった場合の最低保証はありません。