変額保険試験の計算問題 完全攻略

最終更新日:2026年05月29日

変額保険販売資格試験の計算問題は、出題パターンが決まっているため、公式と解き方を覚えるだけで確実に得点できます。

このページでは頻出の計算問題パターンを例題付きで解説します。

1. 計算問題の基本方針

変額保険試験の計算問題は以下の3つのパターンにほぼ集約されます。

  • 保険金額の計算:運用実績をもとに変動した保険金を求める
  • 解約返戻金の計算:特別勘定の運用成果から解約返戻金を求める
  • 利回り・増減率の計算:基準価額の変動率を求める
■ 試験対策の基本
計算問題は全問題の中で数問程度出題されます。公式を覚えて確実に得点源にしましょう。電卓は使用できないため、暗算しやすい数字が出題されます。

2. 保険金額の計算

変額保険(終身型・有期型)の死亡保険金は、運用実績によって変動しますが、基本保険金額が最低保証されます。

📐 基本公式

変動保険金額 = 基本保険金額 × (特別勘定の現在の基準価額 ÷ 契約時の基準価額)

例題①

契約時の基準価額が10,000円、現在の基準価額が12,000円、基本保険金額が1,000万円の場合、現在の死亡保険金額はいくらか。
📊 解説
計算式:
1,000万円 × (12,000円 ÷ 10,000円)
= 1,000万円 × 1.2
1,200万円

基準価額が20%上昇したため、保険金額も20%増加します。
ただし基本保険金額(1,000万円)は最低保証されるため、運用が悪化しても1,000万円は保証されます。

3. 解約返戻金の計算

解約返戻金は最低保証がなく、特別勘定の運用実績によって全額変動します。

📐 基本公式

解約返戻金 = 払込保険料累計 × (現在の基準価額 ÷ 契約時の基準価額)× 解約返戻率

例題②

払込保険料累計が300万円、契約時の基準価額が10,000円、現在の基準価額が8,000円の場合、解約返戻金の運用部分はいくらになるか(解約控除なしとする)。
📊 解説
計算式:
300万円 × (8,000円 ÷ 10,000円)
= 300万円 × 0.8
240万円

基準価額が20%下落したため、解約返戻金も20%減少します。
解約返戻金には最低保証がないため、払込保険料を下回る可能性があります。

4. 利回り・運用実績の計算

基準価額の変動率(増減率)を求める問題も頻出です。

📐 基本公式

変動率(%)= (現在の基準価額 − 契約時の基準価額) ÷ 契約時の基準価額 × 100

例題③

契約時の基準価額が10,000円、現在の基準価額が11,500円の場合、運用実績(変動率)は何%か。
📊 解説
計算式:
(11,500円 − 10,000円) ÷ 10,000円 × 100
= 1,500円 ÷ 10,000円 × 100
15%

基準価額が1,500円上昇したため、運用実績は+15%となります。

5. 計算問題を解くコツ

✅ 合格者が実践するコツ
  • 公式を3つに絞って覚える:保険金・解約返戻金・変動率の3パターンのみ
  • 比率で考える:基準価額の変動率を先に求めてから掛け算する
  • 最低保証の有無を確認:死亡保険金あり・解約返戻金なし
  • 過去問で数字に慣れる:本番も計算しやすいキリの良い数字が出る
■ 本番での時間配分
計算問題は他の問題より時間がかかります。正誤問題・語句選択を先に解いてから、計算問題に取り組むと時間を有効活用できます。

実際の問題で練習しよう