変額保険とは?わかりやすく解説

最終更新日:2026年05月29日

変額保険は、保険料の一部を株式や債券などで運用し、運用実績によって保険金額や解約返戻金が変動する保険です。

このページでは、変額保険の基本的な仕組みから、定額保険との違い、試験に出るポイントまでわかりやすく解説します。

1. 変額保険とは

変額保険とは、契約者が支払った保険料の一部を、保険会社が株式・債券・不動産などの資産で運用し、その運用成果に応じて保険金額や解約返戻金が増減する保険です。

通常の(定額)保険では、あらかじめ決められた金額の保険金が支払われますが、変額保険では運用がうまくいけば保険金が増え、運用が悪ければ減るという特徴があります。

■ ポイント
変額保険の保険料は「特別勘定」と呼ばれる口座で運用されます。一般の保険料が管理される「一般勘定」とは区別されており、運用リスクは契約者が負います。

2. 変額保険の種類

変額保険には大きく分けて2つの種類があります。

① 変額保険(終身型)

  • 保障が一生涯続くタイプ
  • 死亡・高度障害保険金は基本保険金額が最低保証される
  • 解約返戻金は運用実績によって変動し、最低保証はない
  • 満期保険金はない

② 変額保険(有期型)

  • 保障期間が一定期間に限られるタイプ
  • 死亡・高度障害保険金は基本保険金額が最低保証される
  • 満期保険金・解約返戻金は運用実績によって変動し、最低保証はない
  • 満期時に資産形成できる可能性がある
🎯 試験でよく問われる違い
終身型と有期型の最大の違いは「満期保険金があるかどうか」です。
終身型 → 満期なし(一生涯保障)
有期型 → 満期あり(満期保険金は最低保証なし)

3. 定額保険との違い

変額保険と定額保険の主な違いをまとめました。

項目 変額保険 定額保険
保険金額 運用実績により変動 契約時に確定
解約返戻金 運用実績により変動
最低保証なし
予定利率で確定
運用口座 特別勘定 一般勘定
運用リスク 契約者が負う 保険会社が負う
死亡保険金の最低保証 あり(基本保険金額) あり

4. メリット・デメリット

✅ 変額保険のメリット

  • 運用がうまくいけば保険金・解約返戻金が増加する可能性がある
  • インフレ(物価上昇)への対応が期待できる
  • 死亡保険金には基本保険金額の最低保証がある
  • 運用商品(特別勘定)を自分で選択・変更できる

❌ 変額保険のデメリット

  • 運用が悪化すると解約返戻金が元本を下回るリスクがある
  • 解約返戻金・満期保険金に最低保証がない
  • 定額保険より仕組みが複雑でわかりにくい
  • 販売には変額保険販売資格が必要

5. 試験に出るポイント

変額保険販売資格試験でよく出るポイントをまとめました。

📌 必ず覚える重要ポイント
  • 保険料は特別勘定で運用される
  • 死亡・高度障害保険金には基本保険金額の最低保証あり
  • 解約返戻金・満期保険金には最低保証なし
  • 運用リスクは契約者が負う
  • 終身型には満期保険金なし
  • 有期型には満期保険金あり(最低保証なし)
  • 変額保険の販売には変額保険販売資格が必要
■ よく出る「ひっかけ」パターン
「変額保険の死亡保険金には最低保証がない」→ 誤り(死亡保険金は基本保険金額が最低保証される)
「変額保険の解約返戻金には最低保証がある」→ 誤り(解約返戻金に最低保証はない)

6. 過去問で確認しよう

基礎知識を確認したら、実際の問題で理解度をチェックしましょう。